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初めまして当ショップ"TOFU"にようこそ。TOFUのディレクターを務めさせて頂いております安部でございます。2016年9月にTOFUを開設させて頂きました。世界中のデザインを見て回った経験がほんの少しでも皆様のお役に立って頂ければと思います。折角こうして当ページをご覧頂きましたので、是非最後までお読み下さいませ。







これはTOFUのロゴです。TOFUとは当ショップ名であり、TOKYO FURNITUREの頭文字2文字をとったものです。TOFU(トーフ)というネーミングとともにシンプルなロゴデザインを採用しました。雑多なデザインよりも私は昔から質素でシンプルなものが好きでした。日本の道具も昔から質素でシンプルさを特徴としてきました。そんな日本は2020年に東京オリンピックが開催されます。開催されると知った私は2020年までにこの東京から何か発信できないかと考えました。







デザインの歴史が古く息づくヨーロッパなどと比べて日本のデザインは煌びやかで艶やかなデザインとは一線を画する物だと思います。しかし我々日本人にしかない繊細さや淡泊さはすでに世界中で認められているものだとも思います。そんな日本、とりわけTOKYOから発信したい一心で私は世界中を旅をしました。







TOFUのディレクターである私はミース・ファン・デルローエのLess is more.の哲学に傾倒しており、オーストリア、ドイツ、デンマーク、といった歴史ある世界的なモダンインテリアデザインをTOKYOとして解釈できないかと模索しているときに、brainlessのデザイナーであるArdha.SajaやRojer. Yeoと出会いました。彼らはNAOTO FUKASAWAやOki Satoが好きでbrainlessを作っているのだと聞いて、私は胸が躍りました。異国の地で、しかも成長著しいアジアでこんなにも自由にデザインをし、それを具現化している同世代の若者が、欧米ではなく、こんな近くにいたという驚きと期待で自分自身が混乱していました。すぐに日本の為にリデザインしてほしいと交渉しました。彼らもわたしのような人間を待っていたかのように、うれしそうにこのプロジェクトに乗り出してくれました。それが2015年3月の事でした。







私と出会った彼らはその時すでにインテリアデザイナーとしてシンガポールやジャカルタなどで活躍していました。彼らの感性や実際の仕事を確認すべく、彼らが手掛けたSHOPやSALONなどを一緒に見て周って私は非常に驚きました。それはインドネシアでの事でした。インドネシアの家具を日本人に聞くと、大半の方はいわゆるアジアン家具やバリ家具などといった家具を思い浮かべるでしょう。さらに具体的にはウォーターヒヤシンスや無垢のチーク材を使った無骨な家具を思い浮かべるでしょう。しかし彼らが手掛けた空間は、従来のアジアンインテリアのデザインを一切排除し、シンプルな素材とモダンなデザインでプロデュースしていたのです。







彼らがデザインしているインテリアをどのように製造しているのか工場にも足を運びました。彼らのデザインを製造している工場では、細かな仕事ができる職人が大勢いて、一つ一つ丁寧に作り上げていました。シンプルなデザインはアラを探しやすく、しっかり作りこまないといけない諸刃の剣でもあります。それでも私たちはあくまでも日本の感性でもってゆるされるレベルを目指しています。そのためにも商品クオリティの向上の為にミーティングを重ね、リデザインを重ねていきました。







また彼らの仕事が丁寧な事は、日本人に近い感覚を持ち合わせている事にも起因しています。先に述べたように日本人デザイナーに影響を受けたのも、そもそも彼らは家具のデザインだけでなく、日本のカルチャー自体を長い間好んで嗜んできたからでもあります。 そんな彼らの情熱をわたしの解釈で昇華したbrailessのブランドとして日本で発売できるように、1年半の歳月を重ねて2016年9月にTOFUとしてbrainlessの家具を発表する事に至りました。このbrainlessを皮切りにTOFUはこれからも様々なデザインを独自の感性で発信していきます。



新作のプロトタイプイメージ